「自利利他円満」誰かのために、私のために

 てらこや食堂の調理は当日の十七時から始まります。調理チーフが考えたメニューを作るために前半担当のスタッフがお米を研ぎ、野菜を切って、炒めたり煮込んだり。そして十九時のいただきますの前が忙しさのピーク。温かいご飯を食べてもらえるように仕上げをして、盛り付け配膳。食事中も小さい子がこぼしたお茶を拭いたり、おかわりの対応をしたりとなかなかゆっくり食事とはいきません。ごちそうさまをすると参加者が運んでくれたお皿を片付けて洗い物。後半担当のスタッフが全て後片付けを終えるのは二十時くらいになります。私は調理関連にはほとんど携わらず、前日までに調理スタッフや参加者の人数を確認したり、ご寄付を受け取る調整やお礼状を送付したりというのが仕事です。調理スタッフの方が一生懸命取り組んでくださっていることはもちろん、私もてらこや食堂開催のために力を尽くしています。

 それは容易なことではありませんが、てらこや食堂に来られる参加者、子どもたちの、玄関を入るときのワクワクした表情、友達同士で隣り合って座り、楽しそうに食べる後ろ姿、おかわりをするときのどこか得意そうな顔、すっかり暗記した食前・食後の言葉の唱和、食べ終わっても楽しくてなかなか帰ろうとしない様子。そして親御さんが子どもたちへ向ける穏やかな眼差し。そのひとつひとつが本当にうれしく、てらこや食堂があって良かったと、苦労が報われます。

 子どもたちのため、地域のためと開催しているてらこや食堂ですが、そのために私を含めたスタッフができることしようと行動を起こして継続できるのは、それが自分にとっての喜びであり、幸せを感じるからではないでしょうか。親鸞聖人がおつくりになった和讃に「自利利他円満」という言葉があります。誰かのために何かをすること(利他)が自分のため(自利)にもなって満たされているという意味だと受け止めています。自分が望んですることが、誰かの喜び、幸せにつながっているとしたら、それは尊いことでしょう。てらこや食堂のボランティアスタッフとしてご協力いただける方は私にお声かけください。

 

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コメント: 2
  • #1

    じょーじゅ (日曜日, 22 10月 2023 13:32)

    素晴らしい考えですね

  • #2

    じょーじゅさま (日曜日, 22 10月 2023 17:16)

    仏教の教えは素晴らしいなぁ、その通りだなぁと思うこともあれば、耳が痛いなと感じることもあります。

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